AnimeMembers
nipeira
nipeira

fanbox


好きだったものが嫌いになった話

※attention

 絵に関するお話は僅かですがあまり関係ないかもしれません。

 幼少期のニペイラの話です。

 心地のいい話でもないので興味のある方、途中で嫌になったらブラウザバックできることをお忘れなく。

 正直かなり微妙な感じの記事なので無料公開にします。




これはぼくの思考整理のメモです。


嫌いな虫の話と

一匹の好きな(?)虫の話。




小学生の頃はよく図鑑を読む少年だった。


星の図鑑、動物の図鑑、魚、植物…


そして虫。



とても身近でいろんな虫を見かけるとすぐに語り出すオタクらしさはこの時すでに備わっていたのかもしれない。



学校の畑でてんとう虫やアリジゴクの変態(幼体〜成体で体の形が変わること)について語り出したり…


当時流行っていたムシキングから世界のカブトムシやクワガタについてもたくさん話をしていた気がする。


夏休みのトンボの絵のコンクールではいつも熱が入っていた。


そんなぼくは当時、みんなから虫博士と呼ばれていた。


それくらい虫が好きだったし飼育もしていた。




けれど今は違う。


気持ち悪いと思ってしまう。


彼らをみると嫌悪感とそれに対する罪悪感で気分が悪くなってしまう。



いつどこで切り替わったのか。


心当たりはたくさんある。


多分積み重なって今の自分になっているんだと思う。




一つは雨の日のミミズ。


通学路…雨が降るとたまにそこの地面から路上に飛び出してきてしまって踏まれたりしていた。


だから雨の日は友達といる時もミミズを踏まないように注意深く地面を見ていた。


でもそれは多分踏まれたミミズのこともよく見ることになってしまったんだと思う。


ぼくにとっては凄惨で怖くて、ただどこか仕方ないと思いつつもグロテスクだと思った。


それは大人になっても思う。




二つ目はカブトムシ取りに行った日の記憶。


ダムの近くの林だったろうか場所は覚えてないけれど。


朝早くに出かけて意気揚々としていたのは記憶にある…。


でもここでも凄惨な現場を見てしまった。


鳥にやられた死骸が足元にちらほら落ちていた…。


カブトムシだと思っていたら鳥についばまれた跡…。


期待を裏切って目に飛び込んできた不快感。


今でも視界が曇って身震いをするくらいに。


気持ち悪い。



この時はそれでもまだ持ち直して数匹獲って帰った。


けれどもういいかなくらいで早々切り上げたテンションだった気がする。




もうなんとなくわかる。


おそらく虫が嫌いな理由は虫の死骸に不快感を覚えたからだ。


そこから虫の造形について気持ち悪いと思うようになってしまった。


腹を見せて死んでいる虫を見てそのお腹の横のしましまが気持ち悪い。


それでも昔は好きだった。


でも気持ち悪いと思ってしまった。




実は映像ならわりとまだ大丈夫。


Youtubeとかで見たときにおすすめ動画が虫だらけになった時は焦ったけど。







あと…今でも好きな虫が一種だけいる。



それは蚕(かいこ)という虫。



真っ白な彼らはなぜか今もたぶん愛せる…。



そのふわふわな外見ゆえか。


野生で存在しないおかげで残酷な姿を見ていないからか。


人がいないと生きていけない世話しがいからか。



虫の不快な最期も彼らはふわふわで真っ白で静かに亡くなる。



虫の死骸に対するグロテスクさを感じにくいのが重要なのかもしれない。




さなぎも虫らしい茶色の光沢感や節っぽさを見せず繭の中で成虫になる。


幼虫は桑の葉を前の6本の足で持つようにして食べる様子が可愛く見えた。


桑の葉の量が十分であればカゴもいらない。


繭の糸を吐くまでずっとそこで食べ続けていて大人しい。


繭を作る時も小さな四角い厚紙の箱を置いておくとそこに潜り糸を吐く。


健気な彼らは人によって行動を管理できてしまうのだ。


また自然界に存在しない彼らは寄生バエなどに襲われることもない。

※野生のガの幼虫は寄生されていることが多く、なかなかショッキング…。


また虫特有の顔に向かって飛んでくる可能性がない。


というか成虫になっても彼らは自分の羽で飛ぶことができない。


とにかく比較的不快要素が少なく、自分にとっても、蚕にとっても安全だと思える。


実際目の当たりにしてどうなるかわわからないけれど。


比較的穏やかでいられる気がする。



そう思うと嫌いな虫への罪悪感から少しだけ救われる気がする。




他の虫に関しても修正や生態などを知るのは好きだ。


虫以外の他の生き物たちも同じように少しずつこれからも興味本位で知識をつけてしまうのかもしれない。


好きだったものが嫌いになってしまったのはとても悪いことだと思っているけれど。



少しでも嫌いじゃない部分が残ってたらいいなと思う。


好きだったものが嫌いになった話

More Creators